関東式結納返しは赤!

結納は、いろいろな地域のしきたりがあります。

関東式と関西式の結納には、様々な違いがありますが、その一つに女性側からの結納返しです

関東式は、男性側から納められた結納品と同等のもの(もしくはやや控えめ)をお返しするのが基本です。

男性側と全く同じ結納品をご用意することもございます。

そして結納品に使われる紙の色は赤です。

結納返しに緑の紙を使った結納品も地域によってはございますが、関東式結納品は男性側も女性側も赤い紙を使ったものです。

お取り交わしの例

 

 

平成24年5月10日読売新聞にて

今日の読売新聞19面くらし家庭面で結納の記事が掲載されていました。
絆を実感「婚約式」も登場 「結納」再評価の動き というタイトルです。

大震災後、家族の絆を大切にする風潮が強まり、結納を通して両家が親族になることを実感できることから「結納に関心を示すカップルが増えているようだ」としています。

確かに結納をなさった方からは、「結納をしてよかった!」という方がほとんどだと思います。

結納の準備がどうしてよいかわからない為に敬遠してしまう場合は、とにかく結納品売り場に行ってみるのが一番です。

何もわからなくても、基本的なことから説明申し上げます。

まずはネットで調べてみたいという方はこちら

ご両家の絆を深める結納。新しい形に形に変わりつつも、その日本の心は継承していきたいものです。

 

目録について

結納は関東式、関西式いろいろな違いがあります。

目録の内容の違いもそのひとつ。

関東式結納品のお取扱い上、以下のように目録の説明を申し上げております。

 

目録についてのご説明

 

国際化が進み、変化を遂げる日本文化。結納に関しましても特に都市部では、略式化しているところも多くなってきております。

関東式の結納品には、本式の九品目と略式の七品目、五品目がございます。しかし、目録につきましては、略式のご結納品をお使いになりましても、本式の目録をお使い頂いております。

目録に記されているお品物の文字は、おめでたい祝い文字『勝男節、寿留女、子生婦、友白髪、末広、家内留多留』となっており、ひとつひとつに意味が込められております。ですから七品目でお品物がカツオブシ、ヤナギタル、五品目でスルメ、コンブが略されますが、ご家庭を構成していくうえでの勝男節(男性)、寿留女(女性)、子生婦(子供)、家内留多留(ご家庭の幸福)は、どれも一つも欠かすことの出来ないという意味から本式の目録をお使い頂くのがよろしいかと存じます。

また、結納品組合でも次のように統一しております。

『目録は結納品が略式の場合でも本式のものを使用し印刷されたもので品物を差しあげたことにして、実際には品物を略す方法で、これが略式の結納である』        全国結納風習総集編 抜粋

                             発行 全国結納品組合連合会

日本の伝統ある結納に込められますお二人の幸せを願う気持ちは、今も昔も、そして本式も略式も変わりないのでございます。以上をお相手様、御仲人様にもご理解頂き、円滑なご結納式になりますよう心よりお祈り申し上げます。